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なぜパソコンは思い通りに動かないのか

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Windows 全般 なぜパソコンは思いどおりに動かないのか

Tabでの移動とAltでの選択/タスクビュー

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アプリの立ち上げをショートカットキーで行うだけでも、パソコンでの作業時間は数%ほどみじかくなります。しかし、これだけではまだまだマウスが必要ですね。

マウスの使用頻度をさらに下げるために、TabキーとAltキーの使い方をマスターしましょう。

Tabキーでの選択

まずは何かしらのアプリを立ち上げてみましょう。ここではMicrosoft Office Wordを例にして説明します。白紙の画面でCtrl+Shift+Fを押してください。次のような設定画面が表示されると思います。

いまは「日本語用のフォント(T)」が選択されています。キーボードだけを使って「サイズ(S)」からサイズを12に設定してみましょう。

マウスには触れないままTabキーを3回押してください。選択されている枠が「日本語用のフォント」から「英数字用のフォント」「スタイル」「サイズ」の順に移動して、「サイズ」の枠を選択することができたと思います。初期設定によりますが、10または10.5あたりに設定されていると思いますので、下矢印キーを2~3回押して12を選択してみてください。12が青色になって選択された状態になったら、Enterキーを押して設定完了です。直接「12」と入力しても設定できます。サイズ「13」のように候補になっていない数字を指定したいときや、サイズ「48」のように何度も下矢印を押さなければいけない値を指定したいときは数値を直接入力したほうが効率的でしょう。

チェックボックスはスペースキーで選択できることが多い

さて、もう一度、Ctrl+Shift+Fから先ほどの設定画面を起動してください。今度は「文字飾り」から「取り消し線」を設定してみましょう。

最初は「日本語用のフォント」が選択されていると思いますので、Tabキーを何度か入力してみてください。1つずつ選択されている部分が移動して、7回押すと「取り消し線」のチェックボックスが選択されると思います。この状態でEnterキーを押すと設定画面が閉じてしまい、「取り消し線」を設定することができません。このようなチェックボックスは、スペースキーを押すとチェックを入れられる場合が多いです。スペースキーを押してみてください。

チェックボックスにチェックが入ったら、Enterキーを押して設定画面を閉じてください。どのキーを押すと選択できるかはアプリケーションによって異なります。Wordはスペースキーで選択されるように開発されているので、スペースキーでチェックを入れることができます。しかし、ほかのアプリではEnterキーや矢印キーで選択するものもあります。

どのキーで選択できるのかがわからなかった場合は、スペースキーを押してみるとよいと思います。

全角スペースと半角スペースは別物

日本人であるわれわれはあまり意識していないかもしれませんが、スペースキーには全角スペースと半角スペースがあります。

日本語入力になっているときにスペースキーを押すと全角スペースが入力され、英数字入力になっているときにスペースキーを押すと半角スペースが入力されます。また、日本語入力のときでもShift+Spaceで半角スペースを入力することができます。このスペースは、見かけ上は幅が違うだけですが、コンピュータからは別の文字として認識されています*1 スペースにもさまざまあります。同じ英数字入力のスペースでも、英数字のnと同じ幅のスペース(n幅スペース)やmと同じ幅のスペース(m幅スペース)など、細かい種類わけが行われています。。さて、さきほどの「スペースキーでチェックを入れる」という説明の「スペースキー」は半角スペースのことを指します。スペースキーを押しても反応しないというときは、Shift+Spaceを押してみるか英数字入力に切り替えてからスペースキーを押しましょう。

原因はよくわかりません*2 おそらくShiftキーに別の機能が割り当てられているなどで、Shift+Spaceとして扱われていないのが原因だとは思います。が、Shiftスペースでは反応せず英数字入力時のスペースでは反応するという例があります。逆は見たことがありませんので、不安であれば英数字入力に切り替えるのがおすすめです。

Shift+Tabで逆順に移動

Tabを連打しているうちに、目的の項目をとおりすぎてしまうことがあると思います。このようなときは、Shift+Tabで戻ることができます。こちらは説明されるよりも試してみたほうが明快だと思いますので、先ほどの画面でTabキーとShift+Tabを入力しながら挙動を確認してみてください。

また、Tabキーを連打し続けると、選択できる項目を1度ずつ選択し終えて「日本語用のフォント」に戻ってくることができます。項目数が3~4つしかない場合は、Shift+Tabを入力するよりもTabキーを連打したほうが直感的な操作が行えるかもしれません。

Altキーでの選択

さて、Ctrl+Shift+Fから先ほどの設定画面を表示してください。この状態から、「すべて大文字」かつ「下付き」に設定したいとします。

「取り消し線」のときにも感じたかもしれませんが、Tab連打で設定するのはあまり効率がよくありません。とおりすぎてしまうかもしれませんし、複数のチェックボックスにチェックを入れる場合はTabとSpaceを繰り返し押さなくてはならなくなります。このようなときはAltキーを使って直接選択してみましょう。さきほどの設定画面で、Alt+Aを入力してください。「すべて大文字」を直接チェックできたと思います。

同じようにAlt+Bを入力すると「下付き」にチェックを入れることができます。ふだん意識したことがなかった方もいらっしゃると思いますが、「日本語用のフォント(T)」などの「(T)」は、Altキーを押しながら選択するときに使う文字を示しています。Microsoft Officeをはじめとして多くのアプリケーションには、「項目(文字)」という表現で書かれている設定項目があります。このような項目を見かけたらAlt+文字で選択してみましょう。

アプリによっては、Altキーを押しながらではなく、文字だけを押しても選択できることがあります。こういった違いはよく使うアプリについてだけ覚えておくとよいと思います。

キーボード操作に慣れるまでは、とにかくいろいろな操作をキーボードで実行できないかを確認しながら感覚を身につけることが大切です。アプリを開発している側のシステムエンジニアなどは非常にパソコンに詳しい人達ですから、「アプリ設計の慣習」というようなものを踏襲してくれます。いろいろなアプリで利用されているキーボード操作は、ほかのアプリでも利用されている可能性が高いです。このため、キーボード操作の感覚を養っておけば、初見のアプリでも基本的な動作はキーボードだけで行えるようになります。

Altキーは押しっぱなし可

Altキーを押しっぱなしにしていても特に弊害はありません。上のような「すべて大文字」と「下付き」を両方選択する場合は、Altキーを押す=>Aをクリック=>Bをクリック=>Altキーを放す、という流れで設定可能です。チェックを入れたい項目が多い場合は、いちいちAltキーを押しなおさないほうが効率的と言えるでしょう。

タブの切り替えとアプリの切り替え

設定画面の項目間の移動はTabキーで行うことができました。しかし、アプリ内の隣の「画面」に移動したり、別のアプリに移動したりするときはTabキーを使うことができません。今度は、もっと大きなスケールでの移動をキーボードだけで行ってみましょう。

Ctrl+Tabで次のタブへ移動する

Microsoft Office Wordにて、先ほどと同じようにCtrl+Shit+Fで設定画面を表示してください。

この設定画面の上のほうには「フォント」というタブ*3 このような設定画面の束のことをタブと呼びます。キーボードのTabキーと区別するために、キーはTabとアルファベットで、画面内のものはタブとカタカナで表記します。と「詳細設定」というタブがあります。「日本語用のフォント」から1度Shift+Tabを入力したあとに、左右矢印キーでも移動できますが、別の移動方法もあります。どの枠を選択している状態でも構いませんから、Ctrl+Tabを入力してみてください。どの枠を選択していたとしても隣のタブに移動できます。

このCtrl+Tabはほかのアプリケーションでもよく利用されます。

ブラウザでのタブ間の移動

おそらく、このページをご覧のみなさんは、Google ChromeやFirefoxなどを起動中だと思います。Microsoft Edge, Internet Explorer, Operaでの操作は全く同じです。これらのブラウザ*4 ウェブページを表示するためのアプリのことです。ChromeやFirefox, Internet Explorerなどが利用者数の多いブラウザです。は「タブ」と呼ばれる機能がついています。タブのついているブラウザなのでタブブラウザと呼ぶことがあります。

ただし、タブブラウザでないブラウザが主流であってWindows XPなどのころとは異なり、現在一般的に利用されているブラウザはほとんどがタブブラウザなので、タブブラウザという呼称は死語に近い単語です。

このタブとタブの間を行うときもCtrl+Tabを入力します。Ctrl+Tabを入力すると1つ右側のタブに移動できると思います。1つ左側のタブに移動するためにはどのように操作すればよいでしょうか。これはTabキーで選択枠を移動するときと同じで、Ctrl+Shift+Tabを入力します。このように、ほかのキーボード操作と類似した操作が頻繁に出てきますから、キーボードショートカットは覚えれば覚えるほど加速的にマウスの使用頻度が下がっていきます。

Alt+Tabでアプリ間を移動する

いくつかのアプリを適当に起動してください。Google ChromeとWordとExcelを立ち上げた状態を仮定して説明します。

タスクバーにこのような状態になると思います*5 起動していなくてもタスクバーに表示されるアプリがあり、私の場合は上から3つのアプリを常にタスクバーに表示しています。。あとの操作は直感的にもわかりやすい操作です。Alt+Tabを入力してみてください。次のアプリに切り替わります。また、Altを押す=>TabをクリックのあとAltキーを放さなければ、起動中のアプリの一覧が表示されます。Altを押したままTabキーをクリックすればつぎのアプリに枠が移動し、Altキーを放すと選択したアプリの画面に移動します。

Altキーを押しながらTabキーをクリックすると1つ右のアプリに移動しますが、1つ左のアプリに移動したい場合に何を入力すればよいのかは見当がつくのではないでしょうか。Altキーを押しながら、Shift+Tabを入力すればよいわけです。慣れてくると、Alt+Tabをクリックするだけでアプリが切り替わりますから、ほんの0.3秒くらいでアプリの切り替えができるようになります。

また、このときに表示される下記のような画面のことを「タスクビュー」と呼びます。

機能の名称を覚える必要はないのですが、名前を覚えるとぐっと親近感がわくと思います。これは、パソコンに対しても知人・友人に対しても同じことが言えるのではないでしょうか。

隣のデスクトップに移動する

Windows+Tabからデスクトップを追加する

この機能を知らない方が案外いらっしゃるのですが、Windows 10 からは「仮想デスクトップ」という機能が追加されています。多くのアプリを立ち上げながら作業を行う場合は、仮想デスクトップ機能があるかないかで作業効率が大きく変わります。

作業内容にもよるのですが、Window 7~8 よりも Windows 10 のほうが仕事スピードがあがると考えらえる最大の理由の1つがこの機能です。使いにくくなった部分がゼロというわけでありませんが、仮想デスクトップ機能の有無は非常に大きいと思います。そのほか、起動時間の短縮化やMicrosoft Edgeというそこそこ使いやすいブラウザの存在も、私が Windows 10 を推奨する理由です。

さて、仮想デスクトップの利用方法です。Windows Key+Tabを押してください。次のような画面が表示されると思います。

右下の「新しいデスクトップ」をクリックすることでデスクトップを追加することができます。

パソコンの性能にもよりますが、3つくらいまでであれば複数のデスクトップを使用しても処理速度には影響がないように感じます。デスクトップパソコンであれば5つくらいあっても問題ありませんが、ノートパソコンであれば3つくらいにしておいたほうが良いでしょう。特に、Let's Note と ThinkPad 以外のノートパソコンの場合はあまり多くしすぎないほうが軽快に動作します。

実は、デスクトップを増やす動作にもショートカットキーが割り当てられています*6 Ctrl+Windows key+D でデスクトップを追加できます。が、一度追加したデスクトップは再起動などをしても追加されたままなので、このショートカットーキーを使うことはほとんどないでしょう。

ショートカットキーを覚えたいというビジネスパーソンの中には、とにかく「ショートカットキー一覧」をほしがる方がいらっしゃいます。しかし、このように滅多に使わない機能にもショートカットが割り当てられているので、一覧で覚えようとすると本来の何倍も時間がかかってしまいます。))((しかも、一覧の中には以前の記事(すべてのアプリをワンクリックで起動する)に書いたような自分で設定したショートカットは含まれておりません。こういった理由で、本サイトではショートカットキーを片っ端から暗記していく方法はおすすめしておりません。キーボードでの操作は、キーボードで操作したい動作があってはじめて習得できるものだと考えています。

Ctrl+Windows+矢印でデスクトップ間を移動する

さて、デスクトップを追加することができたら、デスクトップ間をできるようにしましょう。

小見出しのとおり、Ctrl+Windows Key+左右矢印キーでデスクトップ間を移動できます。

終わりに

いかがでしたか。

項目間・タブ間・アプリ間・デスクトップ間の移動をキーボードだけで行う方法を説明しました。

このページであげたショートカットは、Tab、Ctrl+Tab、Alt+Tab、Windows+TabなどTabキーを利用した機能が中心でした。「Tabキーは何かを移動するためのキー」と認識しておいて間違いないでしょう。また、もしかするとあまり使用したことがなかったかもしれないAltキーもよく利用されています。

この記事と1つ前の記事(すべてのアプリをワンクリックで起動する)の内容をマスターしていただくだけでも、マウスの使用時間は大幅に短縮されているのではないでしょうか。

脚注   [ + ]

1. スペースにもさまざまあります。同じ英数字入力のスペースでも、英数字のnと同じ幅のスペース(n幅スペース)やmと同じ幅のスペース(m幅スペース)など、細かい種類わけが行われています。
2. おそらくShiftキーに別の機能が割り当てられているなどで、Shift+Spaceとして扱われていないのが原因だとは思います。
3. このような設定画面の束のことをタブと呼びます。キーボードのTabキーと区別するために、キーはTabとアルファベットで、画面内のものはタブとカタカナで表記します。
4. ウェブページを表示するためのアプリのことです。ChromeやFirefox, Internet Explorerなどが利用者数の多いブラウザです。
5. 起動していなくてもタスクバーに表示されるアプリがあり、私の場合は上から3つのアプリを常にタスクバーに表示しています。
6. Ctrl+Windows key+D でデスクトップを追加できます。

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